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estpanis&fcstudio

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できること と やりたいこと

a0043319_1211748.jpg 最近、料理を作りながら思っていることがあって、それは、自分にできること、と自分がやりたいこと、をうまく合致させていくことができればいいな、と。そういう仕事ができたとき、心から楽しいと思う。そして、これがずっと続いていくといいな、と本当に思う。
 この写真のサンドウィッチは自家製塩漬け豚のカスクート。「自家製酵母パンとビストロ料理」レッスンの今月のメニューだった。バターとマスタードをたっぷり塗ったバゲットにボイルした塩漬け豚のスライスときゅうりとルッコラをはさんだだけのサンドウィッチだけれど、これを食べるといつも、きゅうりと豚肉とルッコラはベストマッチトリオであると再確認できる。
 このメニューを考えたのは、もうかれこれ10年以上も前のことになる。その頃のfcstudioのスタッフでパンのレッスンも担当していたUさんと一緒に考えたものだ。当時はUさんの焼いたごく細いプチバゲットを使っていて、イベントなどでは超人気のメニューだった。
 今回は、パンをりんご酵母のバゲットに置き換えて再登場。fcstudioの原点をいやおうなく思い出させてくれる味だった。

 この料理教室をはじめて13年になる。その間に料理も上達したし、新しいメニューもたくさんできた。それでも、大筋のところではあまり変化していないことにも気づき、ある程度の年月、変わりなく継続できたことを喜ばしいとも思う。

 

a0043319_12424739.jpg最近、ケータリングを頼まれることが何件か続き作ったもの。こちらはランチボックス。パンメニューには自家製酵母のパンがついている。前ほどケータリングをメインでやっているわけではないのだが、ご依頼があれば、レッスンのスケジュールとぶつからない限り、やっている。


a0043319_1363399.jpgこちらはパーティメニューのお届けで、田舎風パテとパンとトレサレ(酵母を使った焼き菓子)と自家製酵母パン2種。
最近、何をやるにも自家製のパンが欠かせないメニューになってきている。




a0043319_12364846.jpgわたしがメインで焼いているパンはこの2種類。ライ麦酵母のパン(手前)とりんご酵母のパン。ライ麦酵母は、ちょっとした私の失敗が原因で出来上がってしまった酵母。焼いてみると意外なほどにおいしいので、即刻スタンダードメニュー入りした。半年もの間、苦労して試作を繰り返したりんご酵母のカンパーニュとは全然違う誕生だった。
 このライ麦酵母の成功は、神様からもらったプレゼントのように感じられて、とても勇気づけられ、励まされ、自分の内部でアドレナリンが大量発生し、モチベーションがぐいぐい上昇するのを感じた。
 自分の理想としているパンがオーブンから出てきた瞬間(それが私の場合、能力と意思の合致点)、自分の中に可能性が無限に用意されているような、そんな気にもなる。一度、それを体験できると、次のハードルが少し高く感じられたとしても、一応、ある一定ラインを下がらない程度にはモチベーションを維持できるようになるのだ(と期待している)
 そこに色彩として加わってくれるのが、いくつもの過去の経験。ときどきは前のレシピを掘り起こしたり、パソコンの古いファイルの中からケータリング用のパッケージラベルを見つけ出したり。ちょっとしたわくわくは、いいアクセントになっている。
 
 パン焼き生活は、わたしに様々なことを教えてくれるので、まだまだやめられそうにありません。
by AkikoNakamura | 2009-07-01 13:18 | fcstudio
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